RedHat9.0 と CentOS4.0
の主要な差異をまとめてみました。CentOSはRHELのクローンなのでデストリとしての特徴は全く同じであり、RedHat系に慣れてる方は違和感は全く無いはずです。また、デーモンが同じなら基本的には差異はないので、あまり特筆すべき点がないものについては、冗長になるので改めてコンテンツは記述しないことにしました。
RedHat9.0 |
CentOS4.0 |
差異 |
概 要 |
Dynamic DNS関係 |
DiCE |
● |
RedHat と CentOS で差異はなく、基本的にRedHat
のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
自作スクリプト(BA8000) |
● |
RedHat と CentOS で差異はなく、基本的にRedHat
のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
自作スクリプト(MN8300) |
● |
RedHat と CentOS で差異はなく、基本的にRedHat
のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
WWW関係 |
Apacheの基本 |
○ |
CentOS の RPM のままで問題なし。設定内容は基本的に RedHat
のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
Apache2.0+SSL |
○ |
CentOS の RPM のままで問題なし。設定内容は基本的に RedHat
のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
Apache2.0+PHP |
● |
CentOS の RPM のままで問題なし。但し、デフォルトではmbstring非対応なので日本語対応には別途モジュール(php-mbstring)のインストール要。何も設定しなくても、Squrrelmailぐらいなら動作する。 |
Apache2.0+DAV |
● |
CentOS の RPM のままで問題なし。設定内容は基本的に RedHat
のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
Apache2.0+Virtualhost |
● |
CentOS の RPM のままで問題なし。設定内容は基本的に RedHat のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
Apache2.0+suEXEC |
● |
CentOS は、デフォルトでsuEXEC対応。設定内容は基本的に RedHat のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
Webalizer |
● |
CentOS の RPM のままでは日本語対応していないので、SRPM からの再構築は必要。設定そのものは、RedHat のコンテンツベースで問題なく対応できる。cron.dailyで更新されるようになっているので、不要なら削除する。 |
メール関係 |
SMTP(Postfix) |
○ |
CentOS の RPM のままで問題なし。設定そのものは、RedHat
のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
SMTP-AUTH |
○ |
CentOS の RPM のままで問題なし。設定そのものは、RedHat
のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
SMTP-AUTH+TLS |
○ |
CentOS の RPM のままで問題なし。設定そのものは、RedHat
のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
SMTP-Virtualdomain |
○ |
CentOS の RPM のままで問題なし。設定そのものは、RedHat
のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
AntiVirus |
○ |
RedHat と CentOS で差異はなく、基本的に RedHat のコンテンツベースで問題なく対応できるが、起動スクリプトは手動でインストールが必要。 |
POP3(qpopper) |
× |
CentOS になく、今後も確認予定なし。 |
POP3+SSL(qpopper) |
× |
CentOS になく、今後も確認予定なし。 |
POP3/IMAP4+TLS(Dovecot) |
◎ |
CentOS(Fedora) で採用されたデーモン。Courire-IMAPコンパチといわれているがmobileimapとの相性は悪い。 |
POP3/IMAP4+TLS(Courier-imap) |
○ |
RedHatと同様にソースからRPMを作成すれば、大差はない。但し、CentOS(FedoraCore3)
ではファイルシステム監視が famからgaminに変更になったので、specファイルの修正要。 |
Fetchmail |
● |
CentOS の RPM があり、RedHat と CentOS で差異はなく、基本的に RedHat
のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
Procmail |
● |
CentOS の RPM があり、RedHat と CentOS で差異はなく、基本的に RedHat のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
Spamassassin+Procmail |
● |
CentOS の RPM があり、それを利用すればよい。RedHat と CentOS で差異はなく、基本的に RedHat のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
mobileimap |
● |
RedHat と CentOS で差異はなく、基本的に RedHat のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
WebMail関係 |
SqWebMail |
? |
CentOS に RPM は用意されておらずおやじは未確認。確認予定なし。 |
SquirrelMail |
○ |
CentOS に RPM が用意されており、基本的に RedHat のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
WebMailer |
? |
当然 RPM はなく、使用予定もないのでおやじは未確認。確認予定なし。 |
FTP関係 |
ProFTPD |
○ |
CentOS に RPM はないので、おやじは自分で RPM を作成して対応した。 |
ProFTPD+SSL/TLS |
○ |
上記 RPM で TLS 対応は可能であり、設定方法は RedHat
のコンテンツベースでやれば問題なく対応できる。 |
ProFTPD+VirtualHost |
○ |
基本的に RedHat のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
vsftpd |
● |
CentOSのRPMで問題なく動作する。但し、動的IP環境下でPASVモードでインターネット公開するのは、ProFTPDのように簡単ではなく工夫が必要。VirthualHost
はxinetd 起動を工夫すれば対応可能。 |
ファイル関係 |
Samba+Swat |
● |
CentOS に RPM があり、3.0系なのでSuSE9.2
の時と基本的な差異はない。 |
DNS関係 |
BIND |
● |
CentOS に RPM があり、chroot 環境で動作。SuSE
と考え方は変わりはない。 |
Proxy関係 |
Squid |
△ |
CentOS に RPM があるが、おやじは未確認。今後確認。 |
その他 |
NTP |
● |
CentOS に RPM があり、設定方法は RedHat
のコンテンツベースでやれば問題なく対応できる。 |
Syslog |
○ |
RedHat と CentOS で差異はないが、設定方法をsysconfigに変更。 |
SNMP/MRTG |
● |
CentOS に SNMP/MRTG とも RPM があり、RedHat と CentOS で差異はなく、RedHat のコンテンツベースで問題なく対応できる。デフォルトでcron.dからmrtgが起動されるようになっているので、こちらを編集するとよい。 |
Rsync |
● |
CentOS に RPM があり、RedHat と CentOS で差異はなく、RedHat
のコンテンツベースで問題なく対応できる。 |
サーバ証明書 |
● |
デストりよる差異はない。 |
iptables |
● |
RedHat と同様に自分で設定すれば問題はない。 |