パッケージ管理(yum:CentOS編)


システムインストール後のパッケージ管理は、up2dateとyumが使用できますが、yumに慣れているのでyumで管理することにしました。

■インストール後のパッケージ管理

デフォルトのままでも使用できないことはありませんが、国内にミラーサイトがいろいろありますので設定を変更して高速化を図りました。
  1. まずは、Yum を動かすため、下記によりGPG key をインポートする。

    # rpm --import http://ftp.riken.jp/Linux/caos/centos/RPM-GPG-KEY-CentOS-4

  2. 上記でYumが使用できるようになりますが、デフォルトのままではやはりイライラ感は拭えないので、以下のように/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repoを編集して理研さんのミラーサイトにURLを変更した。(赤字:追加)

    [base]
    name=CentOS-$releasever - Base
    #baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/os/$basearch/
    baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/caos/centos/$releasever/os/$basearch/
    gpgcheck=1

    #released updates
    [update]
    name=CentOS-$releasever - Updates
    #baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/updates/$basearch/
    baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/caos/centos/$releasever/updates/$basearch/
    gpgcheck=1

    #packages used/produced in the build but not released
    [addons]
    name=CentOS-$releasever - Addons
    #baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/addons/$basearch/
    baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/caos/centos/$releasever/addons/$basearch/
    gpgcheck=1

    #additional packages that may be useful
    [extras]
    name=CentOS-$releasever - Extras
    #baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/extras/$basearch/
    baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/caos/centos/$releasever/extras/$basearch/
    gpgcheck=1

    #additional packages that extend functionality of existing packages
    [centosplus]
    name=CentOS-$releasever - Plus
    baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/centosplus/$basearch/
    gpgcheck=1
    enabled=0

    #contribs - packages by Centos Users
    [contribs]
    name=CentOS-$releasever - Contribs
    baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/contribs/$basearch/
    gpgcheck=1
    enabled=0

    #packages in testing
    [testing]
    name=CentOS-$releasever - Testing
    baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/testing/$basearch/
    gpgcheck=1
    enabled=0

  3. update のテスト

    以上で、Fedora Legacy でのパッケージのアップデートが可能になるので、下記でアップデートしてみる。初回はheader を落としてくるのでかなり時間がかかる。更新パッケージがあると更新するか聞いてくるので、「y」で更新する。

    # yum update

  4. 自動更新 の設定

    上記で問題なく更新できるようなら、以下でcronに登録しておけば、自動実行されるようになる。

    # chkconfig yum on
    # chkconfig --list yum
    yum            0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off
    # /etc/init.d/yum start



■dagリポリトジの追加

CentOS4.xはRHEL4.xのクローンであり、元々はエンタープライズ向けのデストリのため個人で使用する場合、サポートされていないモジュールがかなりあり不便です。そのような場合の対処のひとつとして、dagリポリトジを使用する方法があります。dag リポリトジを使用することのリスクは無いとはいえませんが、おやじ自体は問題を経験したことはなく、パッケージ管理のことを考えると利用しない手はないと思います。
CentOS4.xはRHEL4.xのクローンなので、RHEL4用のリポジトリを使うことになります。dagリポリトジを使えるようにするには、以下の手順で作業します。
  1. /etc/yum.repos.d/dag.repoというファイルを以下の内容で作成する。

    [dag]
    name=Dag RPM Repository for RHEL4/CentOS4
    baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/dag/redhat/el4/en/$basearch/dag/
    enabled=1
    gpgcheck=1


  2. GPGキーをインポートする。

    # rpm --import http://ftp.riken.jp/Linux/dag/packages/RPM-GPG-KEY.dag.txt [Enter]




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