中継許可画面では、おやじ宅から外部への中継をするため、
1) 名前 : 表示のみなので適用な名前を設定
2)
アドレス : おやじ宅のアドレス(下記は実際の値ではありません)を、ワイルドカードで指定
する。ここで指定したアドレス以外からのメールは、メールの不正中継を防止するため、遮断される。
利用者画面では、このサーバを使用するユーザのアカウントとパスワードを指定します。
インストールといっても、ファイルはRadish本体(Radish.exe)のみが圧縮されたLZHファイルですので、適当な場所(起動すると設定ファイル等が作成されるので、管理上からも専用のディレクトリは必要)に解凍するだけ。
Radish.exeを起動すると、タスクトレイに可愛いRadishアイコンが常駐する。このままでは、Black Junbo
DogのSMTPサーバとポート番号(25)がぶつかるので、Radishアイコンをクリックし、「ファイル」→「終了」で一旦、終了させる。(毎回起動するのも大変なのでスタートアップに登録する。)
Radish.exeのあるディレクトリに、radish.datというファイルがあるので、テキストエディタで開き、
15行目 port=25 → port=125
と変更し、Radishのポート番号を125とした。
Radishを再起動し、アイコンをクリックして「表示」→「設定」を選択するとダイログが表示されるので、
・動作指定 : 受信したら直ちに受信を選択
・メール保存場所 : 管理しやすい場所を指定
・DNS
: プロバイダから指定されたDNSアドレス
を設定する。
Radishを使用して、以下の2つの問題が発生した。(2002.01.03)
・問題点1: Hotmailへの送信がうまくいかない。
・問題点2: オリジナルドメインから、おやじ宅内のパソコン、つまり同じドメイン内のパソコンへのメールが送信できない。
いずれも、hosts.datを使用することにより解決した。(ばぶさん、ありがとう)
[問題点1の対策]
・Dosプロンプト(コマンドプロンプト)で、nslookup
-type=MX hotmail.com と実行する。以下に結果をします。
D:\>nslookup -type=MX hotmail.com
Server: dns.hogehoge.com
Address: aaa.bbb.ccc.ddd
Non-authoritative answer:
hotmail.com MX preference = 5, mail exchanger = mx09.hotmail.com
hotmail.com MX preference = 5, mail exchanger = mx10.hotmail.com
hotmail.com MX preference = 5, mail exchanger = mx11.hotmail.com
hotmail.com MX preference = 5, mail exchanger = mx12.hotmail.com
hotmail.com MX preference = 5, mail exchanger = mx13.hotmail.com
hotmail.com MX preference = 5, mail exchanger = mx14.hotmail.com
hotmail.com MX preference = 5, mail exchanger = mx15.hotmail.com
hotmail.com MX preference = 5, mail exchanger = mx01.hotmail.com
hotmail.com MX preference = 5, mail exchanger = mx02.hotmail.com
hotmail.com MX preference = 5, mail exchanger = mx04.hotmail.com
hotmail.com MX preference = 5, mail exchanger = mx05.hotmail.com
hotmail.com MX preference = 5, mail exchanger = mx06.hotmail.com
hotmail.com MX preference = 5, mail exchanger = mx07.hotmail.com
hotmail.com MX preference = 5, mail exchanger = mx08.hotmail.com
hotmail.com nameserver = NS1.hotmail.com
hotmail.com nameserver = NS3.hotmail.com
hotmail.com nameserver = NS2.hotmail.com
hotmail.com nameserver = NS4.hotmail.com
mx09.hotmail.com internet address = 64.4.49.71
mx10.hotmail.com internet address = 64.4.49.135
mx11.hotmail.com internet address = 64.4.49.199
mx12.hotmail.com internet address = 64.4.50.7
mx13.hotmail.com internet address = 64.4.50.71
mx14.hotmail.com internet address = 65.54.232.7
mx15.hotmail.com internet address = 65.54.232.71
D:\>
この中で、MX prefarence =
の後の数字が一番小さいもので、最初のものを使う。すなわちこの例では、 mx09.hotmail.com
であり、下のほうにある該当するIPアドレスを登録する。
・登録は、Radish を終了させた上で、Radish のインストール先にある
Hosts.dat をメモ帳等で開き、ドメイン名と先ほど調べた IP
アドレスの行を間をTabで区切って記述し、上書き保存する。以下に記述例を示します。
hotmail.com 64.4.49.71
[問題点2の対策]
・自ドメイン宛のメールをRadishで送信すると、DNSで自分のADSLルータのWAN側アドレスを牽いてしまい、うまく転送できません。そこで、問題点1の対策と同様に、Hosts.dat に自ドメイン宛のメールはBlack
Jumbo Dogに送信するように設定する事により、この問題を解決できます。以下に記述例を示します。
example.zive.net
192.168.1.x (サーバのアドレス)
以上で、オリジナルドメイン用のSMTPサーバの完成です。
- SMTPサーバのポート番号の変更 : 25 → 125
- SMTPサーバのアドレスの設定 : 127.0.0.1
- POP3サーバのアドレスの設定 : 192.168.1.x (サーバのアドレス)
[方法2]
ポート番号を変更するのは方法1と同様ですが、SMTPサーバのアドレスをサーバのアドレスにするところが異なります。
- SMTPサーバのポート番号の変更 : 25 → 125
- SMTPサーバのアドレスの設定 : 192.168.1.x(サーバのアドレス)
- POP3サーバのアドレスの設定 : 192.168.1.x (サーバのアドレス)