事前テストでは、Debian Woody、Vine2.6rc4、Fedora Core1、SuSE を使用してみましたが、インストールがやたら面倒くさい、運用・管理が RedHat と異なり勉強しないとできない、ソフトがやや古くできないことがある、逆に新しすぎてバージョンアップに追いつきそうもない等々から、最終的に SuSE を選びました。
ただ、欠点がないわけではありません。先ず、情報が非常に少ないことがあげられます。ドイツのデストリですから当然ですが、google
で見つかるのはドイツ語ばかりなので躓くと結構大変なことになります。流通しているソフトの
spec ファイルが RedHat 用しかないことがあり、RPM 作成で苦労します。但し、ほとんどのソフトはそれなりに新しいものが供給されているので、管理ツールの
YaST を使用すれば簡単にインストールできます。この YaST という管理ツールはソフトの管理という点でかなり優れものと思います。
RPM 作成時に依存関係の問題が出たときには、キーワード検索するだけで簡単にパッケージが見つかりインストールができます。逆に設定ツールとしては何をしているかがわからないので、細かい設定をしようとすると中途半端になったり、一生懸命マニュアル設定したファイルを壊されたりするので、扱いが難しいところです。