Express Talk(SIPクライアント)の設定方法


Express Talk は、NCH Swift Sound の VoIP 用の SoftPhone で Windows 版しかありませんが無料で使用できます。 X-Lite に比べると設定項目は少ないですが、一般的な使用方法なら実用上困ることはないはずです。Express Talk の設定方法以下に示します。

■事前準備

Express Talk をインストールが完了すると音響関係の設定が行われますので、事前準備としてマイクとスピーカ(ヘッドセット)を用意して、使用できるようにしておく必要があります。実際に接続して、マイクで拾った音がスピーカからでることを確認しておいてください。

■Express Talkのダウンロードとインストール

あらためて書くほどのこともありません。 NCH Swift Sound のサイトに行き、右側にある「Download Express Talk」のFree Versionをダウンロードしてきます。
インストールは、ダウンロードしたファイル( talksetup.exe )を起動し、インストーラに従ってインストールしていきます。
  1. ダウンロードしたファイル( talksetup.exe )を起動するとLicence Agreement が出るので、承諾(I agree with these termsにチェック)して「Install」をクリックする。



  2. 英語が苦手なら、とりあえず「キャンセル」をクリックして日本語化してから行ってもよい。キャンセルすると一旦インストールは完了する。

    インストールが完了すると、マイクの録音レベルの調整画面が表示される。
    システムにインストールされているデバイスとミキサーが選択されているはずなので確認し、マイクに向かってしゃべって音量を確認する。音量調整が必要な場合は、「Record Volume Level」で調整する。下記は、Windows標準のミキサーなので、ボタンをクリックするとは調整画面が出てくる。設定が完了したら「次へ」をクリックする。



  3. 文章が再生されているので、適当にスピーカボリュームを調整し、「次へ」をクリックする。



  4. 使用するマイク・スピーカ機材の選択(エコキャンの設定の有無)と品質に関する設定を行い、「次へ」をクリックする。
    ・「Headset / Speaker Phone」で使用機材の選択を行う。上段は単独のマイクとスピーカを使用する場合に選択し、ヘッドセットを使用する場合は下段を選択する。
    ・「Quality / Bandwidth」は、特段の理由がない限りデフォルトのまま上段を選択する。



  5. 続けてSIPアカウントの登録を行う。あらかじめシステムに登録してある情報を登録する場合は、「次へ」をクリックする。まだ決まっていないなら、後で設定すればよいので、とりあえず「キャンセル」をクリックしてSIPアカウントの登録をスキップする。



  6. 使用回線の選択を行うが、ここは当然「Cable / DSL /LAN」を選択して「次へ」から、「完了」をクリックしてオーディオチューニングウィザードを終了する。



    項 目 設定内容
    Friendly Display Name 表示だけに使用する名前
    Sip Number SIPに登録したユーザ名
    Sip Server   * SIPサーバ名
    Sip Password SIPに登録したパスワード

    *: 家庭内端末の場合、内向きDNSがなかったりhostsで名前解決ができないならアドレス指定する。

  7. インストールの最終段階として、NATやファイヤウォール等の確認を行う。特にファイヤウォール等の警告が出るはずなので、必要なものなので許諾してポートを開放する必要がある。



  8. インストールが完了すると下記のような、Express Talkの画面が表示される。



  9. 「Settings」ボタンをクリックし、「Network」タブを選択する。
    デフォルトでは中段の「Allowing incoming Calls and Audio through into Private Networks」でuPNPが選択されているが、uPNPでうまくグローバルアドレスが取れなくて音声がうまくいかない場合は、下のSTUNに変更してみるとよい。




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