自宅サーバ関係のトラブル対策
自宅サーバ構築時に遭遇するさまざまな問題について、簡単ですがまとめていくことにしました。いろいろなTipsはインターネット上に数多くあるので、ここでは、自宅サーバ構築時に問題が発生しやすいケースについて、おやじの経験やBBSで得た情報をまとめてみました。
なお、Linux/Windows両方についてまとめてありますが、OS固有の問題はその旨記述するようにしました。特に記述がない場合は、共通的に発生しうる問題です。
■Apache関係のトラブル
■Apacheでコンテンツが表示できない。
Apacheでコンテンツが表示できない原因としては、非常に広範囲の問題が関係してくるので、一つずつ確認が必要である。
- サーバ機で、http://127.0.0.1/とブラウザでアクセスしても、「サーバが見つかりません(ページを表示できません)」となり表示できない。
- 家庭内のクライアントで、サーバ機に家庭内のプライベートIPアドレスIP(http://192.168.1.100/等)でアクセスしても、「サーバが見つかりません(ページを表示できません)」となり表示できない。
- 家庭内のクライアントで、サーバ機にドメイン名やグローバルIPアドレス(http://www.aconus.com/等)でアクセスしても、「サーバが見つかりません(ページを表示できません)」となり表示できなかったり、ルータのログイン画面が表示される。
■ApacheでCGIがうまく動作しない。
ApacheでCGIがうまく動作しないと言っても、症状はさまざまであり、症状別に対処が異なる。
- エラー404で、ログに「File does not
exist」と残っている。
- エラー404で、ログに「Options ExecCGI is off in this
directory」と残っている。
- エラー500で、Internal Server
Errorとなる。ログ内容は、原因により異なるログが残る。
- ブラウザでCGIを指定すると、CGIそのものが表示されてしまう。
- /cgi-bin/ディレクトリ配下においたCGI関連の画像やHTMLが表示できない。
- CGIが作成するxxx.datやxxx.logといったログファイルをブラウザで直接指定すると中身が見えてしまう。
■その他
- Apache2.0系でブラウザで表示すると文字化けする。
- WebDAVの日本語対策でmod_encodingを導入すると、他のソフトの日本語環境やPHPやCGIで文字化けが発生する。
- WebDAVでCGIやPHPといったダイナミックなリソースをコピーできない。
■Postfix関係のトラブル
- Postfixで送受信がうまくできない。
- PostfixでTLS対応すると25番ポートで送信できなくなる。
- Postfixで携帯宛のメール送信が非常に遅延したり送れないことがある。
- プロバイダが Outbound Port 25 Blocking を導入したので自宅サーバから一切メールが送れなくなってしまった。
- 外部(自宅外)から自宅サーバ経由でメールが送れなくなってしまった。
■ProFTPD関係のトラブル
- 「500 FTP server shut down
(Maintanance in progress) -- please try again later.」
と表示されProFTPDにログインできない。
- アップロードしたファイルのタイムスタンプのクライアントでの表示やログがGMT(9時間前)になってしまう。
■サーバ一般のトラブル
- FTPで大きなファイルがダウンロードできなかったり、WWWページがうまく表示されない。
- Linuxでマウスが表示されなかったり、消えてしまうことがある。
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